アネハ・・・

姉歯事件=耐震強度偽装問題のニュースが連日取り上げられています。
ゼネコンのコストダウン要請の行き過ぎから出た事件でしょうか。
日本経済の水面下の実態が表面化したようにも思えます。

でも、決して他人事ではありません。
マンション住民の方たちの不安と憤りは当然で、その論議は新聞やTVに任せますが、各業界とも下請け業者の置かれている立場や事情は似たり寄ったりなのかも知れません。
私のまわりでも、「価格の締めつけがきびしい」「以前より倍も忙しくなったが、利益は逆に減った」「仕事をやればやるほど赤字になる」「廃業したほうがましだ」という社長たちの声をよく耳にします。
この数年間、値下げ競争が続き、もうどこも限界に来ている感じ。
もちろん、当社も影響大です。
正に、他人事ではありませんね。
いつになったら、正常に戻るのでしょうか。
ただ言えることは、「原価を割ってまで商売を続けること」「違反や手抜きをしてまでも商売を続けること」は異常です。
最終的には「安く買った」と喜んでいるユーザの方が一番損害を受けることになってしまいます。

もともと、人と同じことばかりやっているから価格競争に陥るわけで、・・・・そういう意味では自分の商売をもう一度見直すいい機会かも知れません。
ピンチは、別な見方をすればチャンス。
当社も、「独自の市場」「独自の商品」「独自の販売方法」を目指して努力しなければなりません。
喝(カーツ)!(これは私自身に)