ちょっと異常な会社説明会・・・・?
4月から会社説明会への問い合わせがポツリポツリ。
2ヶ月間で30余名が会社説明会に参加しました。
参加人数は一度に3~7名で、隔週土曜日に行っています。
当社の会社説明会は、まわりと比べるとかなり異常のようです。
まずは時間。
朝の9時から夕方の6時まで。
それもあくまで原則で、その日の参加者のノリで終電近くまで続くこともあります。
夜遅くなると一緒に酒を飲んだり、全員で朝まで語り明かすことも・・・・。
一般に会社説明会というと、通り一遍の会社概要や採用計画の説明だけで、2~3時間で終わるのでしょうね。
会社の業務内容などは、HPなどで見ればわかることですし。
せっかく、北海道から沖縄まで全国から貴重な時間と費用をかけてくるのですから、それなりに成果を持ち帰ってもらいたいですよ。
アートやデザインの仕事の面白さ、厳しさ、可能性などなど。
学生と職業人の違いや夢を実現するためのヒントについても。
また、せっかく全国から異なった地域や学校から集まるわけですから、お互いのことを知り合うことで、自分自身の立場や能力、特性を再認識するいい機会になると思うんです。
もちろん、会社や仕事の話もします。
ただし、表面情報より、実態や本音、そして大きなチャンスがあることも。
就職活動とは、業種や職種を選ぶことではなく、企業の理念やビジョン、価値観を選ぶことが一番大事だと思うのです。
まあ、そんな話をし始めたら、1日では短すぎます。
説明会を終えた人に感想を聞くと、
「こんなに熱い社長ははじめて」
「すごくアットホーム」
「スタッフを見ていると、仕事がほんとに楽しそう」
「自分を見つめるいいチャンスになった」
「いろんな人に会い、語り合えてよかった」
という、答えが返ってきます。
説明会を終えた後も、参加者同士が友達づきあいしている、という話をよく聞きます。
私にとって彼は、「当社に入社したい学生たち」ではなく、「この業界(アート、デザイン)の未来を背負う若者たち」であり、当社に入る入らないなどどうでもいい問題です。
既存の業界に迎合したり、流されないで、新しい流れをつくり出す頼もしい仲間たちに見えてくるのです。
私自身、この業界ではチャレンジャーですし、先人たちがやらなかったことに挑戦し続けることが一番の生き甲斐です。
高い志しと気概のある若者との出会いを毎回楽しみにしています。