少数精鋭主義

少数精鋭主義というと優れた人だけを採用する、と思いがちですが、私は違うと思います。
人は、少数のグループに入れると能力を発揮するようになる。
つまり、「少数」にすると「精鋭」になるのです。

大企業や大都会からは偉人が現れにくく、小さな島や村から偉人が多く輩出されるのも同じです。

それは多分次のような理由だと思います。

・人数が多いと、一人の人間にスポットが当てられる確立が低くなる。
・人数が多いと、個々の役割分担が小さかったり、あいまいで存在感が低くなる。つまり、責任感も低くなる。
・人数が少ないと、一人の存在が大きくなり、役割分担も大きい。当然、周りからの期待も大きいし、責任も重大になる。

人間の能力は、絶対的なものではありません。
本人と身近な周りとの関係から生まれてくるものだと思います。
その人の能力を伸ばし、最大限に発揮させるためには、その人を必要としてくれる、または期待してくれる環境が一番大事だと思います。

人は、誰でも超能力(ミラクルパワー)を秘めています。
大抵の人は、その力を一度も使うことなく終わってしまいます。

オリンピックの走り高跳びの時、跳ぶ前に場内の拍手を求める選手。
その拍手を全身で受け止めて跳ぶ選手は、必ずと言っていいほどスゴイ記録を打ち出しますね。
人は、自分の力だけでは大したことなくても、周りの期待やプレッシャーを利用すると、神業のようなパワーを発揮できるのです。

結論
人は、小さな組織(会社)の方が能力が開花しやすい。

ビッグアートのロゴマーク(下の写真)は、少数精鋭の会社をイメージしたものです。
一人一人の個性が輝くこと=会社の成長・発展。
そのためには、一人一人が輝ける適正規模と環境が大切です。
そのポリシーを維持継続するのも、社長の大切な仕事だと思います。