「不況」という言葉は麻薬

マスコミや身の回りでは、連日「不況」という言葉が飛び込んできます。
これは言葉の公害ですね。

経営者たるもの、「不況」という言葉は安易に使うものじゃないと思います。
「不況だから売れない」
「不況だからヒマだ」
「不況だから・・・・」
経営不振の原因を、すべて不況のせいにしてしまうと、本質が見えなくなり、事態はもっと悪くなってしまいます。
「不況」という言葉に、経営者が逃げ場を求めてしまったら危険です。

国民全部が「不況」を連呼したら、自己暗示、他己暗示のシャワーで本当に催眠術にかかっていまいます。
「不況」という呪縛から逃れられなくなってしまいます。

私は、20年近くテニスを続けています。
テニスに限らず、スポーツはメンタルなものだと思います。
リラックスしてのびのびプレイしている時は、面白いほど球が決まります。
ところが、自分のフォームを気にしたり、プレッシャーを感じたりすると、その日は最悪です。
まさに、ボロボロです。
何とか抜け出そうとすると、ますますヤバくなる。
「不況」を意識し過ぎると、全身がフリーズ状態になって、いくら実力があっても発揮されなくなるものです。

まさに、「不況」という言葉は麻薬です。
自分の実力を発揮するためには、ネガティブな言葉を口に出さないこと。
ネガティブな言葉が飛んできても、受け流してしまうことです。
あまり気にしないで、健全な気持ちを持ちましょう。
前向きにプラス思考で行きましょう。