起用貧乏とこだわり貧乏

私は毎日のようにいろんな経営者と出会います。
そして、経営に対する考え方を話し合います。
以前は、社長同士の会話というと「社員は何人か」とか「売上は?」「資本金は?」といった、規模の自慢をする人をよく見かけました。
最近は、「今をどう乗り切るか」とか「どんな会社にするか」という会話に変わってきました。

私の周りには、類は類を呼ぶのか、私に似たタイプの経営者が多いように思います。
仕事が好きで、バイタリティがあって、熱血漢というタイプ。
いつも意気投合して長話になってしまいます。

だいたい器用で何でも自分でこなしてしまう人。
仕事に対するこだわりが強い人。

「私たちは起用貧乏でこだわり貧乏ですね」というと、「その通り!」とニコッ。

経営者として成功する人は、だいたいこだわりがなく、不器用で何でも社員に任せる人が多い傾向があります。
事業の大成功をとるか、仕事を楽しむ方を選ぶか、生き方が分かれる所です。

私の場合は、「仕事を楽しむこと」と「人を喜ばせること」。
それが私がいつも向いている方向です。

次の記事

不器用は宝