川治温泉旅行、そしてまちづくり

3/18(日)~3/20(火)は久々の休日。
しかも3連休にしました。
シャッターアートも30件達成し、その広報チラシやまち歩き絵地図も完成したので、自分へのご褒美です。
うちの奥さんと川治温泉~湯西川温泉へ2泊3日の温泉旅行に行くことに。

春日部から川治温泉までは、各駅停車の電車で約3時間。
二人とも駆け足の旅は嫌いなので、特急は避けました。
たった2泊の旅ですが、私の荷物はいつも奥さんの4~5倍。
旅先では必ず毎朝ジョギングをするので、靴やウェア、着替えなどかさばります。
それにカメラ2台、iPod、ノート、お気に入りの芋焼酎と、重いものばかり。

家を出たのが11時だったので、着いたのが午後2時過ぎ。
あいにくの小雨模様でしたが、とりあえずホテルに荷物を置いて、周辺を歩くことに。

二人とも好奇心旺盛なので、どこに行っても退屈しません。
暗くなるまで子供のようにあちこちと歩き回ります。
川沿いの風景を楽しみ、古い街並みを楽しみ、細い路地に入り込む。
寂れた小さなラーメン屋さんの前で足が止まりました。
子供の時に祖母がよく作っていた山椒の佃煮に目が留まりました。
客は一人もいなくて、ご主人も出かけようとしていました。
「これ売ってるんですか」と店内へ。
そこで、30分ほどご主人と話し込みました。
「・・・・・・・・・・・以前、この辺は魚が多くて、釣竿を1回100円で貸して商売していた。1日200人以上の客があり商売
になったが、護岸工事の後は魚が姿を消してしまって、収入源がなくなった。」
こんなところでも近代化の流れの裏側で地方の産業が廃れていくんだな、と実感しました。

旅館街も地元の旅館は開店休業状態で、中央の大資本のチェーンホテル2~3軒が一人勝ち状態。
地方産業の空洞化を絵に描いたような風景です。
中央企業の攻撃に成す術のない地方自治体や地元企業の姿を目の当たりに見せつけられ、言い知れぬ憤りが全身を包みます。

春日部でのまちづくり活動を急がなければ。