企業経営の秘訣は、あきらめないこと

アートとはまったく無縁だった私が、
それまで順調だったマーケティング会社勤務を捨てて
アートの世界で独立して今年で25周年になります。

帝国データバンクのデータによると、
起業して1年位内に60%の会社が消えていくそうです。

10年後には96%が消え、20年後には0.3%しか残らないそうです。

帝国データバンクのデータに載らない個人事業まで含めると
存続率はもっと少ないことが推測できます。

25年の重みを痛感します。

私自身、決して順風満帆で来たわけではなく、
何度も危機に直面しました。

異変は、外部からだけではなく、内部からも起きます。

次々と、予測していない事態が発生します。

世の中が生きて動いているということは、
常に変化が起き続けるのは当然なことです。

ただ、変化のスピードは、情報化の進展で
年々早くなっています。

今まで生き残れた理由はただ一つ、
「あきらめなかった」 だけです。

成功している人に聞くと、
「成功の秘訣は、能力でも運でもない。最後まであきらめないことだ」
と迷わず返ってきます。

運は永くは続きません。

どんなに能力や実力があっても、
次々とすごい人が現れます。

ビジネスに限らず、何をやっても上手くいかない人に共通するのは、
すぐにあきらめて別のチャンスを追い続ける人です。

瞬間なら勝負に勝ったり、とんとん拍子に上手くいったりすることはあります。

でも、なかなかそんな上手い状態が10年以上も続くことはありません。

「そんな奇跡を追い求めるより、
転んだら 何かに気づき 何かを見つけて 這い上がり、
自分を成長させ、昨日より少しでも強く成長していくこと」
1000年も2000年も前の先人たちが残してくれた教訓を
忘れて目の前の現象に振り回されている現代人が多いということでしょう。