社員が大事故に!

先日、当社の女性スタッフが作業現場での事故で入院するという不幸が起こってしまいました。
社員が事故で入院するというのは、会社設立以来初めてのこと。
当社の現場チーフや元請けの担当者、現場監督から電話が次々とかかってきて、社内は騒然。

それにしても、釈然としない。
現場では6尺(1.8メートル)の脚立での作業以外は高いところでの作業はないはず。
よくよく聞くと、なんとソファから落ちたというのです。
早速、私も現場に急行。
元請けの方や一緒に作業していた当社のスタッフの話をもとに、現場検証をしました。

結果、こうでした。
客席のソファの上に乗って、壁のデザイン塗装をしていたスタッフが、後ろに下がろうとしたところ、ソファから足を踏み外し、隣の席の木製イスの角に局部をぶつけ、外陰部裂傷で動脈を切ったというのです。
私は、唖然としました。
こんなことがあるのでしょうか。
あまりにも最悪の偶然が重なった結果としか言いようがありません。
大出血で救急車に運ばれ、一週間の入院。
その後も、自宅リハビリと通院で、まだ職場には復帰していません。
当社としても大打撃です。

元請けの方からこんな話を聞きました。
脚立の一段目(高さ40~50センチ)から落ちて死亡するというケースもあるとのこと。

実は恥ずかしい話、私も2年前の10月に天井画のチェックをしていて、高さ5メートルの足場の上から落ちたことがあるのです。
瞬間、もうダメかと思いました。
下に置いてあった資材(軽天)の上にバウンドして床にたたきつけられました。
落ち方が悪ければ、即死だったかも知れません。
運良く腰の打撲だけで、一週間の入院で済みました。(半年間は、後遺症に悩まされましたが)

大惨事になる事故って、以外と危険一杯の場所より、誰もが安全だと思うようなところに潜んでいるものなんですね。
社員たちにも、「安全だという油断が大事故の元」と注意をうながしました。
事故にあったスタッフは、当社の安全管理責任者として皆を指導してもらうつもりです。
何でも痛みを経験した人が、もっとも率先者になる素質があると思いますので。