ビッグアートって、何の会社?

会社説明会の時、最初に必ずこんな質問を皆さんにします。
「ビッグアートは、何の会社だと思いますか」

質問の理由は二つです。
一つは、外から何の会社に見えているか、を知りたいこと。
もう一つは、皆さんがどんな意識で参加しているのか、を知りたいこと。

返ってくる答えはだいたいこうです。
・絵を描く会社
・デザイン塗装をする会社
・オブジェや立体造形を製作する会社
・ユニークな看板を製作する会社
・グラフィック・デザインをする会社
・空間をデザインする会社

どれも、一部は当たっていますが、ズバリではありません。

「コンビニエンス・ストアは何を売っている店でしょう」という質問に似ています。
・食料品
・パン
・弁当
・酒
・タバコ
・雑誌
・日用雑貨
・宅配
・入出金(ATM) 等々
どれも外れてはいませんが、ズバリ正解ではありません。
いろんなものを売っているから、「何でも屋」かというとそれも違います。

答えは、「便利さ」ということになります。
具体的には、
・日常で必要なものが揃っている、という<品揃えの便利さ>
・いつでも買える、という<買い物時間の便利さ>
・短時間で買える、という<時間節約の便利さ>
という「便利さ」を揃えているお店です。

ではビッグアートは?
壁画も描くし、デザイン塗装もする。
オブジェや看板もつくる。
ロゴやキャラクター、店舗の外装もデザインもする。
一見、コンビニエンス・ストアと同様「アートの何でも屋」に見えます。

まだ、コンビニエンス・ストアのように、簡単な単語では表現できませんが、
「アートを戦略的に活用して、お客様の抱えている問題を解決する会社」ということになります。

つまり、<壁画>も<デザイン塗装>も<オブジェ>も<看板>もビッグアートの商品ではないのです。
商品は、「お客様の問題を解決すること」です。
お客様の問題解決につながらないものは、どんなにレベルの高い作品でもお客様にとってはただの「ゴミ」に過ぎません。

お客様の問題とは、
・お店の売上が上がらない
・お店の名前や場所を知ってもらえない
・商店街の人通りが減った
・動物園、遊園地の入場者が減ってきた
・地下道の利用者が少ない
・通りや建物が殺風景で痴漢や落書きが多い
・幼稚園の園児が減ってきた
・アパートの入居者が減ってきた
・歯科、産婦人科、小児科などの患者が他院に取られた
・薬や手術ではない体にやさしい治療をする病院にしたい
・家に帰っても、くつろげないイメージ空間をなんとかしたい
・ポジティブで元気な自分になれる家に住みたい
等々、様々です。

まず、お客様と直接会ってヒアリングをしながら、<解決すべき問題点>を明確にします。
次に、<解決のための方向性><目標>を確認します。
その後、<戦略の提案><デザイン提案>・・・・最後が製作・施工です。
施工後しばらくしてから、施工後の反応や効果についてお客様と一緒に事後評価をします。
思った通りの効果が出なかった場合は、<再検討><追加提案>ということになります。
予想通り、または予想を上回る結果が出たら、より成長するためのプランを提案していきます。
つまり、私たちの仕事は、壁画やデザイン塗装、オブジェ、看板等を納品して終わり、ではないのです。

なぜ<手づくりのアート>にこだわるかというと、
・<アート>のもつ<パワー>です。
・デジタルなものや工業製品はキレイなのですが、冷たくて人の心に響きにくい弱点があります。
・既製品はローコストにはなりますが、お客様の体形や指向にピッタリのものがなく、個性が出しにくく、表現度も低くなります。

だから、<手づくりのオリジナルアート>がどうしても必要になるのです。

ビッグアートは、
お客様の問題を解決するために 戦略とデザインを提案し オリジナルの手づくりアートの<パワー>を活用して お役に立つ仕事
をする会社です。

ビッグアートのお客様は、ほとんどがリピーターです。
一度利用していただいた方は、アート製作会社や看板屋ではないことをよく理解して指名していただいています。
しかし一般の方には「ビッグアーが何をする会社なのか」が、いかに伝わっていないかを痛感します。

求人応募者の皆さんも同様です。
ただ絵を描きたいとかものづくりをしたいというが後を絶ちません。

アートで誰かの役に立ちたい。
そのためには、アートをデザインしたい。
今までに無かった技法や表現を研究したい。
お客様の喜んだ顔が見たい。

ビッグアートは、そんな人を求めています。