ちょっとしたあいさつ言葉

先日、朝の電車に乗った時のこと。

「ご乗車ありがとうございました。行ってらっしゃいませ。」という到着アナウンス。
その新鮮な響きに感激して、到着駅ごとに耳を傾けてしまいました。
そういえば、以前どこか出張先の電車でも聞いたことがあります。
いつも風景のように見ている駅員さんたちが、近所の人のような身近な存在に見えてきてホッとした温かい気分になれました。

以前、地元の居酒屋さんに行ったら、カウンター越しに「お帰りなさい!」という声が。
わが家に帰ったようなホッとした気分になりました。
独身や単身赴任のサラリーマンにとっては、きっと自分の港のような「第二のわが家」になりそうです。
「いらっしゃい」より、心に響く言葉ですね。

ある取引先を訪ねていった時のこと。
「いらっしゃいませ」ではなく、「あっ、ビッグアートさん!お待ちしておりました!」というお迎えの声。
特別な客として扱っていただいているようで、グッと来ました。
帰り道、さっそくこの言葉をメモ。
以来、当社でもアポを取ってご来社されるお客様には、「お待ちしておりました」というあいさつを徹底しています。

ファミレスやファーストフード、コンビニなどでの紋切り調のマニュアル言葉が氾濫していますが、せめて私たちのような小さな会社で少ないお客様を相手にしている会社では、少しでも相手に響くあいさつを心がけたいものです。