壁画を仕事にすること

壁画を仕事にしていくには、人々の抱えている問題や悩みを壁画で解決して喜んでもらうということです。

むやみに売り込んでも売れるものではありません。

そのためにはまず、人が困っていることを探すことから始めましょう。

例えば、「店のイメージが悪い」「店に入りにくい」「部屋が狭いので広く見せたい」「人通りを増やしたい」「落書きや痴漢をなくしたい」「幼稚園なのに子供らしさ、楽しさがない」・・・・等々、枚挙にいとまがありません。

次に、どうすれば壁画を使ってこれらの問題を解決できるかを考えてみましょう。

色やタッチ、遠近法、目の錯覚、ストーリー性などあらゆる視覚的技法を駆使することで、人の心理に作用してネガティブイメージからポジティブイメージに変えていくことができるのです。

それこそが、壁画の平和利用、社会的活用なのです。

私は、長年「壁画の需要開発」と取り組んできました。

壁画を、単なる平面の絵画としてとらえるのではなく、空間を演出する最大の武器ととらえたらどうでしょう。

壁画を「空間価値の創造」という視点で見直すと、無限の可能性が広がって行きます。

既存のモノを視点を変えてとらえ直し新しい価値を創造することを「コンセプトワーク」といいます。

いくら高度な壁画技術があっても、ただきれいになっただけでは何も意味がありませんし、お客様にも喜んでいただけません。

存在価値を失った建物建物や空間に全く新しいコンセプトで「新しい価値の空間」として命を吹き込むことで、「イメージ・リノベーション」という時代を先取りした仕事が目の前に待っているのです。

さあ、一緒に新しい「ウォールアート」「ウォールデザイン」の時代を切り開いていきましょう!

奥村社長

奥村 昇