One for all,all for one.

One for all,all for one.
これは、ラグビーの精神で「一人は皆のために。皆は一人のために」という意味です。
これは、ビッグアートの精神でもあります。
デザインやアート制作を数人が共同で行う場合、この精神が必要となります。

デザインやアート作品を制作する場合、合議や多数決を用いると最悪の結果になります。
全員の意見を平等に取り入れると最高の作品につながるかというと、全く逆です。
手当たり次第にそこいらにある食材や調味料を入れて作ったゲテモノ料理しかできません。
ここにアートディレクター(監督)の絶対的な存在が必要になるのです。
目指すべきゴール(目的、コンセプト、効果)に対して何が最も適しているのか。
私情を挟まずに、最善の決断を下す勇気、その舵取りこそアートディレクターの命であり、その舵取り如何で作品が決定されてしまいます。
ギリギリの土壇場で待ったなしの決断を下すのは苦渋の決断で、いくら場数を経ても慣れるものではありません。

デザインもアート作品も、そこにはコンセプトの一貫性、一体性なければ駄作になってしまいます。
もし現場で意見が割れたら、作業をストップして作戦タイム。
意見を出すのは全員対等です。
でも、一旦決まったら私情を挟まずに、全員が一糸乱れずにゴールに向かう。
それがたとえ新入社員の意見であっても、先輩社員、ベテラン社員が全力でサポートする。

いい作品をつくるには、まさに絶妙なチームワークが必要なのです。
アートやデザインの世界は、個人プレーをする人が目立ちます。
ビッグアートは常に、チームプレイを目指しています。

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