粕壁宿を演出するシャッターアートたち(その3)
春日部駅東口地区で展開中の「日光道中・粕壁宿」景観アートプロジェクト。
壁画による宿場町の面影再生事業です。
1月に公園橋公衆トイレの壁画からスタートした景観アートプロジェクト。
最初はなかなか商店主の理解が得られずその後止まっていましたが、4月からようやくシャッターアートとして再開。
4月 3ヶ所・・・「江戸助」「栃惣」「利根川せんべい」
6月 5ヶ所・・・「田中屋」「Bienびあん」「もりいずみ」「靴のくわばら」「木村呉服店」
9月 2ヶ所・・・「クロサワカメラ」「玉富」
10月 4ヶ所・・・「田村ビル」「大崎生花店」「カネコ薬局」「ヤマキ第2ビル」
そこまでは前回まで紹介しました。
その後、火がついたように急展開。
11月 3ヶ所
12月 8ヶ所
最終目標30ヶ所にあと4ヶ所というところまで来ました。
しかも、12月末に駆け込みの申し込みが4ヶ所あり、年明けには30ヶ所の大目標達成しそうです。
私自身もデザインや制作監修に追われ、途中経過を怠ってしまいました。
そこで2回に分けてシャッターアートの作品の紹介をします。
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まず、つけ麺「蝉時雨」です。
大家さんからの注文です。
この辺にはかつて脇本陣があったことから、脇本陣を描きました。
旅の大名が到着し、宿に入った様子です。
次は、「会田建具センター」。
一宮交差点にあり、かつての粕壁宿の入口です。
近くには八坂神社(天王様)があり、今の春日部夏祭りはかつて八坂神社の祭礼でした。
そこで、祭りを題材にしました。
この地のかつての地名は「新々田」で隣は「大砂」でした。
他の「寺町」「中宿」「陣屋」「裏町」も粕壁宿に実在した地名です。
次は、「春日部消防団第2分団」。
言わずと知れたまといを持つ火消しの姿です。
老舗の化粧品店「かぶや化粧品店」です。
資生堂の初期の頃から資生堂化粧品を扱ってきた店です。
大正時代の資生堂の資料など貴重な資料を見せていただきました。
化粧した華やかな婦人を描きました。
テーブルの上の化粧品は、大正時代から昭和初期の資生堂の商品を再現しました。
実はこの店、三善化粧品という舞台用化粧品を扱う関東地区でも希少なお店でもあります。
京染の「染のやまとや」です。
洗い張りをする女たちを描きました。
「やまとや」の家紋も添えました。
最後は、「個人指導教育センター」。
前出の脇本陣を描いた「蝉時雨」の2階にある個人指導塾です。
塾長の実家が偶然にも岐阜県にあるかつての本陣ということで、本陣の玄関を描きました。
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残りの5ヶ所は次回に繰り越します。