まちの歴史を変えるのは「よそ者」と「若者」と「バカ者」

私が春日部に住み始めて26年。
「春日部都民」という人が多い中で、私は春日部市内で会社を構え、地元密着の仕事をしてきましたので、もうすっかり春日部人です。
いや、元々春日部生まれの人より春日部のことを知り、人一倍春日部を愛していると自負しています。

私が大好きになった春日部が年々壊れて消えていく。
私が感じていることは、概ねよそから移り住んできた市民の共通認識だろうと思います。
まちに繰り出す人は年々減り、10年前の賑わいや活気は夢のあと。
まちづくりの活動に参加して10年余り、近年気づいたことは地元の人には地元の本当の魅力に気づいていないということです。
他のまちにはない独自の歴史や文化そして風土があるのに、それを省みないで全国のまちがそうであるようにミニ東京を目指し、どこにでもあるつまらないまちに姿を変えて行くことが不可解でなりません。
春日部を変えるのは、春日部の魅力つまり独自の経営資源をよく知り、それを最大限に生かすことです。
バカの一つ覚えのように、施設や道路をつくり、都市化、近代化を推し進めることではありません。

よそ者からみた目こそが、客観的な姿であり、よそ者にとって魅力のあるまちを目指すことが、外から人を引き寄せることにつながるおだと思います。
昔から、まちも企業も大変革のきっかけは、外の血であり、外からの目(視点)です。
近年の例では、小布施町や日産自動車があります。
そして昨年の日本航空の再建劇。

目からうろこ。
灯台下暗し。
固定観念の打破。
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よそ者が力を発揮する時代です。

もうひとつは、若者の力。
若さと常識にとらわれない発想です。
残念ながら、最近の若者は元気がないし、ワンパターン教育のせいか発想も乏しい。

もうひとつ。
これが一番。
バカ者です。
スティーブ・ジョブス。
奇跡のリンゴの木村秋則。
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私も微力ながら、自他共に認める「バカ者」です。
いわゆるクレイジーです。
目先の損得ではなく、自分の信じたものに狂うこと。

不安と自信喪失で混とんとした日本。
この時代を切り開くのは、
・客観的な眼と大局観
・過去の常識や固定観念に捕らわれない自由で斬新な発想
・高い志と情熱
・死んでもあきらめないしぶとさ
・恐いもの知らずの勇気と行動力
だと思います。

そして、それは誰もが覚悟さえ決めたら、今すぐになれます。
ただ、それを妨げるのは自分の中にある「保身」という煩悩のようです。
私のテーマは、「無心」です。

私の中学時代の国語の先生から10年以上にもらった年賀状に書かれていた言葉があります。
「人生一夜の夢。踊り給え。狂い給え」
これが、私の座右の銘です。
好きなこと、信じることに狂って生きること。
それが一番幸せな生き方だと信じて毎日生きています。