元旦の朝の小さな風景


元旦は、ラジオ体操から始りました。

元旦から参加する人は多分いないだろうと思っていたら、なんと7名の参加。
厳密にいうと、いつものメンバーは5名で、近くに若夫婦らしい2人がいたので、私が「一緒にやりませんか」と声をかけたら、何のためらいもなく参加してくれたのです。

体操が終わった後、若夫婦に近づいて声をかけました。
まだ、新婚の薫りがしました。
近くに住んでいること。
初日の出を見たくて公園橋に来たこと。
「ラジオ体操は面白かった」「また参加してみたい」ということ。
など、たわいもない会話を交わしました。
なぜか、私の新婚時代の思い出が2人の光景とダブりました。

その後、いつものメンバーとしばし井戸端談義。
初日は雲の陰になって当分でそうにありません。
さっきの若夫婦たちはまだ、橋のまわりをうろろしています。

気になったので、ラジオで初日の出情報を聞いてみました。
やはり、関東地方では初日が雲で隠れて、雲の切れ間から顔をのぞくのは1~2時間後ということ。
私は、彼らのところに行って「残念だけど今日は初日の出は見れそうにないですよ。私たちは諦めて帰ります。じゃあ、またいつか」と言って、手を振って別れました。

いつになく地味な元旦の朝でした。
でも、心が温まりました。