大島・元町の壁画完成!だんだんね〜!

気分を変えて若手スタッフと挑む

東京都からの依頼で、大島の玄関口・元町港に外から来る客を歓迎する壁画として大島の高校生の作品を再現して欲しいというもの。
今回は、少しチャレンジブルなメンバーです。
普段はベテランスタッフのチーム編成で私はアートディレクターですが、
今回は私が制作チーフで助っ人に若い健太郎くん(34歳)とマリちゃん(31歳)という編成です。
健太郎くんは、15年程前に私の元にインターンに来たのがきっかけで、以来、私が声をかけるといつでも馳せ参じてくれる頼もしい存在です。
大島・元町の壁画完成

動物園のような笑い声の絶えない現場

70歳(セブンティーン?)の私が、17歳(セブンティーン)の高校生の気分になりきって、気分を乗せながら描く。
そのために選んだノリノリの若い助っ人の2人です。
いつもは、私の厳しいピリピリした空気の中ですが、
今回は楽しい自由な空気感の中で制作した方が作品性が上がるという判断です。
期間中、動物園のような愉快な現場でした。
「社長の寝言がかわいい」とか「社長はサル系の顔ですね」とか、
終始、若い二人にいじられっぱなし。
私も、「そうで〜す!サル系のゴリラ科で〜す」と返します。
終始お笑いコンビの掛け合いの雰囲気の中で、二人とも作業はとても正確でキビキビしています。
壁画の完成を喜ぶ二人

球磨弁の「だんだん」がまるでフランス語のよう

ホテルで津軽弁や沖縄弁のラジオ体操の動画を見せたら大ウケして、
その流れで私の田舎の方言「球磨弁」講座が始まりました。
二人の合い言葉はいつも「愛」と「感謝」。
「ありがとう」は球磨弁で「だんだん」と言います。
翌日からは、現場で全員「だんだん」「だんだん」のかけ声が合い言葉になりました。
たった3人なのに、とても活気のある現場でした。
最終日には、二人が私のラジオ体操にも参加してくれ、大はしゃぎ。
とても記憶に残る不思議な現場でした。
壁画も、子供らしい元気な作品に仕上がりました。
素敵な二人に、だんだんね〜!
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伊豆大島に行く機会があったら、思い出して見てくださいね。
大島の壁画のデザイン原稿