人生の素晴らしい仲間たち

昨日は、東京駅近くの日本料理店で、久方ぶりの顔ぶれでいい酒を呑みました。
私が22年前に退職した会社の仕入先の社長7人です。
私のバイヤー時代、新商品の開発や売り方開発で身を投げ打って協力してくれた、いわば戦友たちです。

なかでも、陸軍中野学校出身の石塚邦彦先輩(84歳)は、私が最も尊敬する人の一人。
84歳にしてまったく衰えを感じさせるどころか、老いてますます盛んな人です。
剣道範士8段で、今でも週3回は道場で少年剣士を指導しているのだとか。
彼は当然のように私の隣に座り、私との武勇伝や当時の私の印象など事細かに話してくれました。

彼は、持ち前の「大和魂」で多くの企業を繁栄に導いてきました。
ロッテ、銘菓ひよこ、麺のシマダヤ、越後製菓などなど。
彼の怖いもの知らずのクソ度胸と行動力には、いつも圧倒されます。
まさに、捨て身の精神です。
私がいつも目標にしているのは、彼のその「捨て身の無我夢中さ」です。
会うたびに私は彼から元気と闘志をもらいます。
しかも、私が声を掛けるとどこへでも駆けつけてくれます。
なぜか私を戦友扱いしてくれるのです。
私にとって、まさに守護神のような存在です。

その彼に、「あんたはいつまでも少年のように夢を追い続けて、前向きに生きている。オレは、いつもあんたに元気をもらってるよ」と言われ、最高の賛辞を受けました。
おたがいさま、というか相互に刺激を与えあえるから、切磋琢磨のいい関係が続いているんだなと思いました。

帰りに、「永久少年」と誰もが認める村田さん(双眼鏡など光学機器メーカー社長、76歳)が、私を抱きしめて何度も何度も頬っぺたにキスをしてくれました。
彼は、20歳以上も若く見える研究熱心なアイデアマン。
新しい事業展開にチャレンジしていて、76歳にしてこれからが青春という感じの人です。
私と会えてよかった、元気をもらったと感極まっているようでした。

こんな素晴らしい仲間たちを持てたことで、「人生が何倍も楽しく生きれる」「自分の能力も何倍も生かせる」と強く感じました。
「いい出会い」に唯々感謝です!